台湾の喫煙ルールとタバコ事情!喫煙所はどこ?罰金は?アイコスは?
海外旅行で気になるのが喫煙マナーですよね。
現地のルールやマナーを知らずに罰金なんてことになったら大変です。
旅行前にしっかり予習して気持ちよく旅行できるようにしておきましょう。
台湾で喫煙が可能な場所(旅行者が利用しやすい喫煙所をピックアップ)
台湾は基本的に屋内全面禁煙となっています。
屋内とは、飲食店、空港、駅構内、ホテルの部屋、商店、寺院、美術館、学校、動物園などを指します。
では、どこに行けばタバコを吸うことができるのでしょうか?
以下では旅行者が利用しやすい喫煙所をいくつか紹介していきます。
喫煙が許可された飲食店の野外席
台湾では法律で屋内喫煙が禁止されています。
ただし、飲食店側が許可している野外席での喫煙は問題ありません。
例えば、台湾の街中でよく見かける85℃というカフェチェーン店はほとんどの店舗に野外席があり、喫煙が許可されていることが多いです。
喫煙が可能かどうかは店員さんに確認することもできますし、野外席のテーブル上に灰皿が備え付けられているかどうかでも判断できます。
18歳未満立ち入り禁止のお店での21時以降の時間帯(ナイトクラブ、バーなど)
台湾では法律で屋内喫煙が禁止されています。
しかし、18歳未満立ち入り禁止のナイトクラブやバーで、21時以降であれば喫煙が可能というルールがあります。
こうしたお店は21時以降であればタバコを吸うことができますが、ルールやマナーがどうしても気になる人は入店時に店員さんに確認してみましょう。
路上
路上喫煙は法律上OKとされています。
人が少ない場所でマナーよく吸うぶんには全く問題がありません。
もし人が多い観光地でタバコが吸いたくなったら人が少ない路地裏に移動して吸うようにしましょう。
なぜなら、路上喫煙は法律的には問題ないけれどマナー的には問題があるからです。
あくまでも法律とマナーは別物というわけですね・・・笑
なお、例えば美術館のような観光地は野外であっても敷地内で喫煙することはNGです。
美術館のような観光地には喫煙所がありますので必ず決められた場所で吸うようにしてください。
ちなみに台湾には日本のような喫煙所はありません。
駅前やビジネス街で喫煙所を探しても見つかりません。
ホテル(入り口、備え付けの喫煙スペース)
観光客が一番気軽に利用できる喫煙所はホテルの入り口です。
ホテルの入り口には灰皿が設置されており喫煙OKとされていることが多いです。
また、大きなホテルには屋内の備え付け喫煙スペースがあることがあります。
ただし、安くて小さなホテルにはこのような屋内喫煙所はありません。
多くの場合はホテル入り口での喫煙となります。
台湾の禁煙区域で喫煙すると罰金
禁止された場所でタバコを吸うと2,000〜12,000台湾元の罰金となります。
これは脅しでもなんでもなく、本当に罰金になってしまうので気をつけてください。
私の知り合いも検挙され罰金となった人がいます。
外国人(旅行者)であっても容赦ないので十分に注意してください。
ちなみに、電子タバコの持ち込みは10,000〜50,000台湾元の罰金であり、禁止区域での喫煙よりも厳しい処置が取られます。
台湾は電子タバコ(アイコス)の持ち込みは大丈夫?
台湾では電子タバコの持ち込みは禁止されています。
また、台湾国内で購入することもできませんので、台湾でアイコスを吸うことはできないと思ってください。
ルールを破った場合、上でも述べた通り、電子タバコの持ち込みは10,000〜50,000台湾元の罰金となってしまいます。
ただ、間違ってアイコスを持ち込んだけど空港で何も言われなかったという話をたくさん聞きます。
実際のところは厳しく取り締まっていないというのが実情なのでしょう。
とはいえ台湾にアイコスを持ち込んでもいいというわけではありません。
台湾旅行の際は紙のタバコを購入するなりして現地のルールに従うべきです。
台湾ではどこでタバコを買うことができる?→コンビニが一番楽
台湾でタバコを買うならコンビニが一番便利です。
台湾のコンビニは店舗数が多く、世界で一番密度が高いと言われています。
よっぽど田舎でない限り、台湾の町を歩いていたら数分に一軒は見つかりますよ。
ちなみに台湾のコンビニは「セブンイレブン」「ファミリーマート(全家)」「OKマート」「Hi-Life」などが主流です。
コンビニが見つからない場合はGoogleMapにコンビニ名を入力して検索しましょう。最寄りのコンビニが簡単に見つかりますよ。
台湾のコンビニでタバコを買うのは簡単です。
レジに並び、自分の番が回ってきたらタバコに書かれた番号を言うだけです。
中国語で数字が言えない場合は、紙に数字を書くか、スマホに数字を入力して店員さんに見せましょう。
自分が欲しいタバコをすぐに探して会計してくれますよ。
番外編:台湾の喫煙率は?
中華民国衛生福利部の調査によると、台湾の喫煙者の割合は上図のように推移しています。
横軸の年数は中華民国歴なので日本人にはわかりにくいですが、一番左端の民国79年は1990年で、一番直近の民国109年は2020年となります。
全体(黒線)で見ると民国79年(1990年)には32.5%もいたのですが、直近の民国109年(2020年)には13.1%まで下落しています。
女性(赤線)はずっと低水準を保っているものの、男性(青線)がずっと下降しているため全体の数字がそれにつられて下がっていっているのが面白いですね。
また、喫煙者率が下がっている要因としては、時代ごとに施行されてきた法律が関係していると言われています。
例えば、民国86年には「菸害防制法」が施行され、これにより屋内での喫煙が全面的に禁止されました。
他には、各国政府と同じように台湾政府もタバコ税を増やすなどしており、そのたびに喫煙者率が減っています。
現在の台湾は未だに多くの喫煙者がいるものの、若者の間ではタバコはよくないことという認識が一般的になってきており、吸わない選択を取る若者が増えています。
これは世界的にも共通した考え方であるため、世界的な時代の流れと言えるのかもしれません。
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